新理事長就任のご挨拶
2025年10月
この度、一般社団法人日本SPD協議会の理事長に就任いたしました、菊地 公明でございます。
笠原庸介前理事長には、1999年の旧SPD研究会発足から、一般社団法人化とその後8期にわたる本協議会の発展に多大なるご貢献をいただき、心より感謝申し上げます。
笠原理事長が築かれた基盤と、本邦におけるSPDの重要性に対する意識の向上という偉大な功績を引き継ぎ、更なる発展を目指す決意です。
時代の要請に応えるSPDの推進
どの年代をとっても医療を取り巻く環境は急速に変化し、より安全で効率的な医療提供体制の構築が強く求められ続けてきました。その中で、医療材料や消耗品の調達・管理・供給を一元的に行うSPDの役割は、医療の質向上、コスト適正化、そして医療従事者の負担軽減に不可欠であり、その重要性はますます高まっています。当協議会は、「SPDの普及と発展を通じて、国民医療の向上に貢献する」という設立理念のもと、研究活動、情報提供、関連企業の交流等に邁進してまいりました。
今後の活動方針
今後は、これまでの活動に加え、特に以下の点に注力してまいります。標準化と質向上
SPDの標準化を目指す各企業間の連携を推進し、全国どの医療機関においても質の高い、安全で効率的な運用が実現できるよう各業態の連携を支援します。デジタル変革への対応
医療物流分野におけるのDX、AI活用の流れを捉え、最新の技術を活用したSPDシステムの構築と普及に関わる情報提供に貢献します。多職種連携の強化
医療従事者、サプライヤー、ベンダー、行政など、SPDに関わるあらゆるステークホルダーとの連携を強化し、業界全体の底上げを図ります。啓発活動の強化
SPDの真の価値と重要性を広く社会に伝え、理解と浸透を深めるための啓発活動を強化します。結び
微力ではございますが、この重責を担うにあたり、会員の皆様、関係各位のご期待に応えるべく、全身全霊を傾けて職務に専心してまいる所存です。皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻、そしてご協力を心よりお願い申し上げ、就任のご挨拶といたします。
一般社団法人 日本SPD協議会
理事長 菊地 公明